山の中にある築40年を超えた古家(平屋)の再生工事です。
工事個所は玄関・キッチン・廊下・4畳半居間3部屋・トイレのクロス・クッションフロア・ペンキ、ステイン塗装、電気工事など大掛かりでした。予算の関係上下請けに出せず、多能工である私が主として相棒のみねちゃんに所々ヘルプしてもらい、3ヶ月もの期間がかかりましたが安く仕上げることが出来ました。
玄関
床はコンクリートの打ちっぱなしでした。素人が施工したのかと思うほどのでした。不陸を調整し、石目調の店舗用クッションフロアで仕上げました。壁は繊維壁です。茶色くシミのようになっているのは灰汁だと思われます。総パテしクロスを貼りました。下駄箱の塗装もボロボロでしたので塗り替えました。天井は竿縁天井でしたが「白くしてほしい」との依頼でしたのでクロス貼りにしました。
廊下
T字になっており、その真ん中にペンダントライトが1つだけの照明でとても暗かったです。今回はダウンライト新設の工事も依頼されました。計7個の設置でしたのでとても明るくお洒落な感じになりました。トイレ前の照明は人感センサー付きのダウンライトで便利になりました。
居間
壁は繊維壁で、やはり灰汁が酷かったです。襖に雨漏りの跡がありましたが屋根の雨漏り修理は完了しているとのことでした。襖にはクロスを貼ります。3部屋中2部屋の床がシロアリでやられていました。畳の部屋でしたが下地を交換(再度白アリにやられないように防虫剤を塗布)しフローリングへ変更となりました。
キッチン
キッチンは「和を残さないでよい。とにかく明るくして欲しい。」との依頼で、まずは木部全て白にペンキ塗装しました。壁はモルタルに漆喰が塗ってありましたが、下地のモルタルがボロボロで手で取れてしまうほどでしたので作り直しです。シンク周りの壁にはキッチンパネルを貼りました。床は沈むとこを補修し木目調で明るい色のクッションフロアを張りました。換気扇はプロペラファンからシロッコファンへと変更。その際にコンセントの増設を行ったのですが、隠蔽配線を行う事が大変でした。分電盤には漏電ブレーカーがなかったのと、子ブレーカーが古く掃除機を使っただけで落ちてしまいましたので交換となりました。キッチン入り口の建具であるドアは予算の関係上交換しませんでしたが、開閉が重かったのでVレール仕様に加工し変更しました。開け閉めがスムーズになりました。
トイレ
トイレは、珪藻土クロス貼り・人感センサーダウンライト取付工事・床下地調整後クッションフロア貼りを行いました。
他、柱や敷居、鴨居、廻り縁など白木箇所をクリーニングしました。箇所が多く2人で3~4日要しました。この作業には薬剤を使用せず行いました。最初は灰汁がでておりザラザラでしたが頬ずりするほどスベスベになりました。
古家をDIYで再生したいオーナー様向けに、お手伝いという形でもご協力させていただくことも可能です。ご希望が御座いましたら何なりとご相談ください。